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考察

<考察>「くっすん大黒」 ダメ人間たちの不思議なワンダーランド

「くっすん大黒」は町田康さんの短編小説です。ダメ人間たちが転がるように世の中を生きていく様を、独特な言葉とテンポで描いていて、気付いたら文字を追うことがやめられなくなってしまうような作品です。そんな本作を自分なりに考察します。
かえる劇場

<かえる劇場>地獄

何だかよく分からない不条理な会話劇。それが「かえる劇場」です。第八弾は、閻魔様と男との会話からなる「地獄」。肩の力を抜いて気楽に見ていただけると幸いです。
雑記

<雑記>老人や老後のはなし

何をもって老人とするのか、老害とは果たして何なのか?また老後のシステムに組み込まれてるものとは何かについて、考えて書いてみました。気楽にみていただけると幸いです。
考察

<古典探訪>有島武郎「生れ出づる悩み」 生活と芸術のはざまで

「生れ出づる悩み」は、白樺派の作家、有島武郎さんの短編小説です。力強い心理に迫った描写で、文筆家の「私」と札幌で出会う絵が書くことが好きな少年、木本を通じて、生活の過酷さや芸術への思いが描かれます。そんな本作を自分なりに考察していきます。
かえる劇場

<かえる劇場>欲しいもの

何だかよく分からない不条理な会話劇。それが「かえる劇場」です。第七弾は、二人の男の会話からなる「欲しいもの」。男の欲しいものとは一体何なのか? 肩の力を抜いて気楽に見ていただけると幸いです。
雑記

<雑記>闇市への思い

雑誌の特集で「闇市」の特集を見てから、闇市への憧れが止まりません。言ってはいけないこと、糾弾する文化、厳格化していくルールのように、基本形からはみ出した物はつぶしてしまう現代の窮屈さとは違う、乱雑な場所。 他にも色々なことを書きました。
考察

<考察>i  想像力の先にあるもの

「i」は西 加奈子さんの長編小説です。それぞれ違う種類の孤独を抱えたアイとミナの友情を軸に展開する物語で、殺伐として閉塞感がある現代に生きる人間にとって、必要なことが沢山詰まっている小説だと感じました。そんな本作を自分なりに考察します。
かえる劇場

<かえる劇場>プロ

何だかよく分からない不条理な会話劇。それが「かえる劇場」です。第六弾は、ラーメン屋の店主と客の会話からなる「プロ」。肩の力を抜いて気楽に見ていただけると幸いです。
雑記

<雑記>面倒なこと

生活する上で、やらなければならないことは、たくさんあります。普通に暮らしてるときは、特に気にならないことも、気付いたが後の祭り、違和感から目を背けてても、もう心の底では思ってしまっているのです・・・面倒くさいと。そんなダメ人間の話です。
考察

<考察>「地球幼年期の終わり」 想像力の深淵が見せる二つの可能性

「地球幼年期の終わり」はアーサー・C・クラークさんのSF小説で、SF史上の傑作と言われています。壮大な世界観に、思弁的で哲学的な内容で、読んだあと脱力するような感覚に陥るくらい、とてつもない小説でした。そんな本作を自分なりに考察してみます。