<雑記>六月に対する忠告と諌言

雑記

4-5月なのに雨が続いている。

それはまあ良しとしよう。天の采配に若輩たる私が口を出すのは、如何にも僭越至極。

しかし・・・しかしである。

お前にだけは一言、言っておきたい。

「六月・・・お前、分かってるだろうな」

六月は言うまでもなく梅雨の季節。すなわち雨というのは、六月の果実であり、既得権益でもある。

それを先立って、本来なら不当である今の時期に、お前は先取しているのだ。つまるところ、私が言いたいのは・・・

「六月よ、もし六月も雨が降り続くのであれば、私はお前を決して許さない」

そう言う事だ。

えてして4-5月は行楽の季節である。特に夏が異常な猛暑に見舞われるようになり、冬の寒さがより厳しくなるにつれ、4-5月という心地の良い陽気の季節は、より重要になっている。

そんな人々にとって大事な時期を、お前は奪っているのだ。

もちろん未来の利子を受け取っているという自覚と、先走ったという反省があり、それを行動に示すのであれば、私は何も言うまい。

快晴で心地の良いかつてない六月が訪れるのであれば、それを我々は快く受け入れよう。しかしもし・・・もしである。

この上なお、六月もまた例年通りの雨であった時、私はお前を絶対に許さない。

その時は私の持てる力全てをもって六月を半分に分割し改易、それらは5月と7月に半分ずつ分け与える事にする。これは決定事項であり覆がえる事はない。ゆえに努々、行動を間違えない事だ。

ここでかの北条政子の、承久の乱の時の演説から言葉を借りよう。

方々、心を一つにして聞きなさい

かの春将軍が梅雨前線をこらしめた折にて、その陽気の御恩は山よりも高く、海よりも深い所と存じます

所が今や逆臣の六月の讒言にて誤った判断が下され、道義から外れた季節外れの雨がもたらされる事になりました

今こそかつての3月4月5月への陽気を守る為、立ち上がる時なのです

六月よ。我らの覚悟を甘く見ない事だ。関東平野はいつでもお前の寝首をかこうと刃を研ぎ澄ましているのだから・・・

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