<雑記>鹿児島のはなし

雑記

九州ママチャリ一周の時に、特に印象に残った、熊本県と鹿児島県!!

熊本県のこともいつか、書きたいと思っていますが、今回は鹿児島県について書きたいと思います♪

入るまでの試練

私は大河ドラマを見るのが好きで、特に一番好きな大河が「翔ぶが如く」だったりします。

「翔ぶが如く」は維新の三傑で、親友同士の西郷隆盛と、大久保利通の人生を扱った、熱い人間ドラマで、とくに大久保役の鹿賀丈史さんの演技が最高で、私はそれ以来、大久保利通の書籍を読み漁るようになりました。

この二人は薩摩藩出身。
つまり鹿児島県出身で、「翔ぶが如く」の舞台も、東京や京都を行き来しながらも、鹿児島がかなり描かれるので、鹿児島に行くのは旅に出る前から楽しみでした。


さて、私が自転車で鹿児島に向かおうとしたときは、ちょうど梅雨に差し掛かる位の時期で、雨の隙間をぬって移動しなければならない状況でした。

熊本市から、水俣、出水を経て、阿久根から、薩摩川内に行き、山を下り鹿児島市に行くというプランを立てたものの、なかなか晴れが続く日がありません。

元来待つのが苦手な私は、本来3日は必要なところ、2日しか晴れの日が無いのに強行突破で、鹿児島入りを決意したのです(これが大きな間違いだった)



初日の走行は順調で、道の駅で美味しいランチを食べたりして、出水のビジネスホテルに泊まりました。

二日目も順調に進み、薩摩川内のマックで休憩していたとき、事態が急変します。

携帯を開き、天気予報を確認すると、まさかの雨マーク!!

今日の朝見たときは、日付が変わってから雨が降るはずだったのです。

しかし、今見ると、16時の段階で、傘のマークがどっしりと構えているのです。

今の時刻は、14時です。

行くべきか、留まるべきか・・・





行く!!!

そうなのです。
私は待つことが出来ない大馬鹿野郎なのです。


しかし、私は完全になめていました。
江戸時代、旅人を苦しめたと言われる、山に囲まれた鹿児島に至る道を・・・





漕ぎだしは順調で、かなりいいペースで進みます。

しかし、1時間漕いだ段階で、雨が降ってきます。

1時間早めに私に対し先制パンチを浴びせてきたわけです。

しかし、私もここまでの経験があります、リュックをビニール袋で完全防備、自身もかっぱを着用し、雨に対する防御を固めます。

ここから1時間は、雨にぽつぽつ打たれながらも、装備の力もあり、かなりいい戦いが出来ていました。

しかし、16時を回ったころ、雨が、幾千の龍の五月雨のように、怒涛の勢いで私に襲い掛かってきました。

そしてその龍はやすやすとかっぱをかいくぐり、私の全身を這いずり回ります。

完全にびちょびちょになりました。

さらに道は、ひたすらくねくねとした山道です。

雨の中、車やトラックも多く、神経も消耗します。

疲れや寒気を感じてるうちはまだいいのですが、大粒の水に体を打たれながら、ペダルを漕いでいると、だんだん何も感じなくなってくるのです。

自分は今、動いてはいる、しかしペダルを漕いでいるのだろうか、延々と山を下る体、しかしこれは本当に自分の体なのか、ずぶぬれのはずなのに、何も感じない、ただ無機質に動いているだけ、延々これを繰り返すだけ・・・

その感覚を何回も繰り返し、繰り返し、朦朧とする意識。

まるで永遠に続く無限回廊を回り続けているかのよう。

だんだん意識が、色や形、闇、黒みたいな感覚だけになっていきます。
その無機質な感覚の中を、ぐるぐるぐるぐる繰り返す・・・



何回目の繰り返しの後でしょうか、あるときふと明るい感覚を感じました。

そして気づくと、私はいつの間にか、鹿児島市内の灯りの中にいたのです。

意識を取り戻し、自転車を走らせます。

そしてようやく辿り着いた、天文館のアーケードの景色は忘れることがないくらい、きらきらしてました。

素晴らしい鹿児島

さて、その日は天文館のアーケード内のネットカフェで泊まり(大爆睡)、翌日から鹿児島観光に繰り出したのですが、なんとここでミラクルが起きます。

朝、起きたら、天気が晴れに変わっているのです。

これは、神が試練を乗り越えた自分にご褒美を与えてくれている!!

そう思っても無理はないのではないでしょうか。

気分が上がる中、さらにテンションをアップさせてくれたのが、桜島です。

鹿児島市内からは、どこからでも・・というのは極端にしても、いたるところからすぐに桜島を眺めることが出来ます。

そしてその迫力たるや、圧巻です!!


日本で生きてきて、人々の生活圏のこんなにも近いところで、生命のエネルギーを感じる経験はありませんでした。

この時点で鹿児島最高だぜ!!の気分です。

そして、お目当ての西郷さんや、大久保の銅像、維新ふるさと館もたっぷり楽しみました。

個人的に、明治維新は長州よりも、薩摩が頑張ったと思っているので(長州は、明治政府になってから活躍するイメージ)、維新の本場の土壌を見れて、大満足でした。



自分は、京都で自転車を買って、奈良から大阪、そして岡山の方から太平洋沿いに九州に入りました。

関西も中国地方も、関東との違いはあるとはいえ、やはり日本だ!という印象を持ったのですが、長崎と鹿児島だけは、別世界な感じがするのです(長崎はまたどこかで書きます)

鹿児島は日本国というよりは、島津国という感じがします!

島津さんの銅像が多いというのもありますが、何と言っても人の感じや、町のイメージ、行政の感覚が、日本とは違う感じがするのです。

日本と同じ言語・文化を共有しながらも、違う進化を遂げてきたもう一つの可能性・・・
そんな感じを抱きました。

明治維新の底知れないエネルギーも鹿児島という土壌が関係してるのをひしひしと感じます。

そして黒豚や、かんぱち、かるかん、きびなごの刺身など、食べ物もめちゃくちゃ美味しい!!

そんなこんなで、鹿児島は私の中で、かなり特別な位置を占める県なのでした♪

今度は自転車ではなく、ゆっくりとした旅行で行きたいと思います。

何だかよくわからないモノを目指し、ブログやってます
本の書評や考察・日々感じたこと・ショートストーリーを書いてるので、良かったら見て下さい♪

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