私は寝付きがとても悪いです。
本を読んだり、何か作業している時はすぐに眠くなるクセして、いざ布団に入ると疲れているはずなのに全く眠くならない!
正直、「なぜだああ」と窓を開けて夜の町に絶叫したくなりますが、それをしたところで狂人扱いされ、私の町に眠れない他の住人を増やすだけなので、怒りを抑え、眠くなるための手段を講じることにするわけです。
最初に考え出した手段が、眠くなるまで本を読むという手法なのですが、不思議なことに眠くなり本を置いて布団に入ると、眠気がすーっと覚めていくのです←難儀な人生だ
なので、布団に入った状態で気付かぬうちに寝落ちする為の、ながら見する映像を流すという方法を現在実践している私。
そんな私が寝る前に見ているのが「水曜どうでしょう」です。
言わずと知れた大泉洋さんの出世作のバラエティーで、もう何回見返したか分からないほど見るほど大好きな作品です。
そして本作は何回も見て内容を知っているので、寝落ちしても損した気分にならずに健やかな気分で自然と眠りにつけるのです。
しかし、選択肢が一つではもし配信終了になったりしたら大変です。
なので先日、いつもと同じように全く寝付けなかったので、今回は映画を見ながら布団に入ってみるという新しい試みをしてみたのです。
楽しみにしている洋画は、集中している時に見たいですし、そもそも寝ながら字幕を追うのは不可能です。
なので邦画から、作品を選ぶことにしました。
そもそも私の心の中で、最近の邦画の作品のクオリティがとても残念なイメージがあったので、寝る前に見るくらいが丁度いいかという失礼な思いもかなりありました←もちろん素晴らしい映画もあるよ
なので適当にネットフリックスで作品を物色し、私が好きな俳優さんである中村倫也さんが出てる「人数の町」という映画を見ながら寝ることにしました。
布団に入り横になりながら映画を再生する私。
・・・・・・
あれ・・・
この映画・・・
めちゃくちゃ面白いやんけ!!!
そう私が選んだ映画は、めちゃくちゃ個人的に好みな大当たり映画だったのです。
すぐにソファーベッドをベッドモードからソファーモードに戻し、真剣モードで鑑賞を開始しました。
本作は、人生に敗れたはみ出し者たちが、衣食住が保証され、享楽の楽しみもある奇妙な町に集められ、その町でドラマが展開する、現代日本をテーマにしたディストピア映画なのですが、不条理かつ奇妙で風刺の力も的確という、とんでもない映画でした。
本作の映画の内容や考察についてはここで詳しくは語りませんが(どこかで考察記事上げるかもです)私は今回の経験で再度学びました。
勝手に、「現在の邦画はイマイチ」とかレッテルを貼るのは良くない、面白い映画を作ってる人はどの国にもいるのだということを。
さて、人生の教訓を学び、そして「人数の町」をしっかり鑑賞し終えた私は、深夜3時くらいだったので、さすがにもう寝付けるだろうと消灯し布団に入ったのですが、今度は映画が面白かった為に、内容について色んな事を考えてしまい、結局しっかり寝付けませんでした。
ああ、誰か体に全く副作用がなく、飲んだ瞬間に眠りに落ちることが出来る睡眠薬を開発してくれないかしら←結局全て人頼みである