先日久しぶりにテレビを付けたら、ごみ屋敷の住人さんの企画をやっていました。
その芸人さん(確か芸人だったと思う)はマンションの一室に住んでいるのですが、入り口を開けたら缶やペットボトルなどのゴミの山がざっと50センチくらいは積もっていて、これにはド肝を抜かれました。
そして部屋の奥に行くと、そのゴミの山を縫うようにして置かれた変色したベッドがある・・・
正直そこで寝ると想像しただけでかゆくなってきそうな感覚に陥るレベルの衝撃映像だったのですが、一方で別のことも考えてしまいました。
私は、基本的に毎日お風呂に入らないと気が済みません。
連休で家に居る場合でも、冬でも、一日でもお風呂に入らないと気持ちが悪くなってしまうのです。
部屋についても、物を几帳面に置く方なので、誰かが部屋に入って物を動かした形跡は一瞬で分かります←動かしても怒りはしないです
そして服に関して言えば、靴下や手袋は何だか肉体にカバーさせられてる気がして苦手ですし、長袖も得意ではありません。
Tシャツの中にある、綿50%とか書いてあるタグも肌に当たると気になるので、ハサミで切っています。
そう、私は幸せな肉体状態のハードルが高めに設定されてるのです。
なので、どこにいても何かしら不満点が浮かんできてしまい、かつタグを切ったり部屋を理想通りにしたりと、幸せを感じるまで準備がかなりかかります。
しかしごみ屋敷に住める人は、これとは全く逆の哲学を持っている気がします。
つまり、どんな状況であれ、常に幸せを感じれるメンタルを持っている、ということです。
正直、私はこのメンタルを持っている人は、とても羨ましいです。
私なんてごみ屋敷に1時間いただけで、1か月分の精神力を使い果たしてしまう気がします。
私は物を書いたりすることが多いので、「何をものともしない集中力」のようなものにとても憧れているのですが、ごみ屋敷に住める人は、どんな騒音の中でも悠々と作業出来る集中力を持っている様な気がするのです。
とこんな話を友人にしたところ。
「いや、それはそれで問題がある。要はバランスが大事だ」
という全うな答えが返ってきましたが、この「バランス感覚」というのがやっかいです。
私は、このバランス感覚というのが全く無く、学生の時のテストも勉強すれば出来るが、しなければ限りなく0点に近い成績を収めるという融通の利かない人間でした。
そして人間との距離感もイマイチ苦手。お寿司の醤油もいまだにどれくらい付けるのがベストなのか分かっていません。
あと30年位して、バランス感覚のあるキュートなおじいちゃんになれればいいなと思う今日この頃でした←文面で見ると平均台を満面の笑みで渡るケンタッキーおじさんが浮かびますね