<雑記>頻尿と映画

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突然ですが、私は頻尿です。

昔、ぜんそくにかかっていて、異常に水分補給をするクセがついたせいもあり、そもそも水分を過度に摂取しているのが第一の原因。

そしてさらに質が悪いのが、私は「すぐに眠くなる」人間ということです。

ゆえにブログを書くときも、読書をするときも、常にコーヒーを準備し、ガブガブ飲みながら作業しているわけで、そしてこの眠気覚ましの副作用もまた頻尿の一端を担っているのです。

また最近はU-NEXTに加入して、家で映画を楽しむ時間も増えたのですが、ここでも相変わらずのコーヒーがぶ飲み状態なわけで、ちょくちょくリモコンで映画を止めてトイレに駆け込むことになるのです。

まだ家なら、すぐにトイレに行けるからいいのですが、問題は外での用事の時です。

最近だと、先週、本年度のアカデミー賞に最多ノミネートされた「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」という映画を見に行ったんですが、実は去年の「シン・ウルトラマン」以来の映画館ということで、少しドキドキしていたのです。

しかし、ドキドキと同時に、あの不安が私を襲います。

そう、映画の最中に尿意を催したらどうしようという不安です。

家で映画を見る時は止めれるから何の問題もありませんが、映画館は当たり前の話、映像を止めることは出来ません。

そして私は、映像を一瞬たりとも見逃したくありません。

そうなると自然にいかに、尿意を催さないようにするかという点が重要になってきます。

まず、その日は朝からコーヒーやお茶は厳禁です。

水分補給に関しても、喉がサハラ化(カラカラということ)したとき、意外は極力しません。

そしてシアターに入場できるギリギリの時間にトイレに行く。

このような準備をして映画に臨むわけです。

そのおかげで、今回の映画体験は全く尿意を催さず、最高の映像体験が出来たわけですが、毎回こんな頻尿問題に気を使っていたのでは、映画を見る前の段階で疲れてしまいます。

そんなことを思い、頻尿について思いを馳せていると、これは私の軟弱で欲望に弱い精神がかなりの原因を占めているのだと気付きました。

まず、そもそも頻尿のレベルというのは、尿のタンクが溜まるのをどこまで我慢出来るかという事だと思うのですが、この我慢という行為が私には向いていません。

私は、全ての時間を自由に快適に過ごしたいという欲が強すぎるのでしょうか、一瞬でも尿意がしたと感じたらトイレに行かないと気が済まないのです。

つまり脳が、尿意を我慢している時間=我慢している不幸な時間

という風に捉えているため、もう何か感じたらすぐにトイレに行く心と体になってしまっているのです。

なのでトイレに行っても、少ししか尿が出ないこともしばしばで、ここに至りこれは私の精神の問題である気は明らかな気がします。

しかし毎回、このことを考えるたびに

「よし、今週こそはトイレに行くのをギリギリまで我慢する期間を実施するぞ」

と思うのですが、いざ尿意を感じるとすぐにその決意がくじけ、トイレに直行してしまうのです。

もはやこうなってきたら、欲望に弱い自分の理性や意志に期待しても仕方ありません。

こうなると催眠の力を借りるしか無い気がします。

とにかく毎日ひたすら鏡の前に立ち

「お前の膀胱には、オアシスなど皆無な黄金の砂漠が広がっている。だから出すべき水分など無いのだ」

または

「お前の膀胱は大気と繋がっている、お前が摂取した水分は地球の大地に雨という恵みをもたらしている。だからお前の膀胱に水分が溜まることは皆無なのだ」

のように言い聞かせれば、問題は解決するかもしれません。

もしこれでも無理ならブラックジャック先生にお金を積むか、科学の力により体を失くして、ケースに脳味噌だけの存在として生を全うするしかない気がします。

そんなこんなで、問題はすぐに解決しそうにないので当分は、すぐに眠くなり、すぐにお腹が空き、すぐにトイレに行きたくなる怠惰な体を抱えて生きていこうと思います。

人生ガンバロー。

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