人生に変化を起こせるのは「旅」と「読書」だ!!
と誰かが言ってるのを聞いたことがあります。
自分も本を読むのが好きで、なおかつ旅も大好きです。
ふらっとどこかへ出かけたり、長めのスケジュールを取っていろんなところを回ったりもします。
基本的に一人旅なので、道中たくさん読書をしますが、それ以外は一人で歩くことが多いため、いつもよりも深く自分と向き合うことになります。
今回はそんな旅や、旅の時に感じたことを中心に書いていきます。
快と不快
私は温泉が好きです。
旅の時もなるべく温泉を予定に組み込みます。
そして温泉に入ったとき、ふと思うのです。
温泉に最初に入ってしばらくは天国のような時間が続きます。
これは「快」の時間です。
しかし、少しするとお湯の熱さで苦しくなってきて、のぼせたりもします。
これは「不快」です。
自分は昔、西日本をママチャリで回る旅をしたことがあるのですが、さっきまで都会の喫茶店でコーヒーを飲んでいたはずなのに、数分後は地獄のような峠を、自転車で越えていたりしました。
ママチャリ旅という性質もあるとは思いますが、あのときほど「快」と「不快」の変化を濃密に感じたことはありません。
そう思うと、日常はこの「快」と「不快」 の繰り返しで成り立っています。
レストランで食事、美味しい→「快」
空調が寒すぎる→「不快」
面倒くさいけど店員に声をかける→「不快」
ちょうどいい温度になる→「快」
デザートが美味しい→「快」
店を出たら雨が降っていた→「不快」
うーん・・・こうやって書いていくと頭がおかしくなりそうだ笑
そして死ぬまでこれの繰り返しかと思うと、なんかやるせなくもなってきます。
陣地の奪い合い
ああ、どうすればこの憂鬱な繰り返しから脱出できるんだああ!!
自分は情緒が大分不安定なので、こんなようなことを考えては頭を抱えています(生きるのって大変)
そしていろいろ考えた結果、たどりついたのが「侵略」です。
よく言うのが、「苦労があるから楽しいことがある」みたいなことです。
実際、へとへとで目的地にたどり着いたときに食べるコンビニのおにぎりがめちゃくちゃ美味しかったりしますし、言いたいことは分かります。
しかし、なんか苦労を前提に人生を組み立てるその態度が気に入りません!!
ええ、気に入りませんとも!(面倒くさい人間だ)
ですので、私は全てを「快」に寄せることにしたのです。
雨に濡れても濡れたことが気持ちいいと思い・・・・・・
空調が寒く店員を呼ぶことになっても、決して面倒くさいとは思わずに「人とコミュニケーションが出来る」と思い・・・・・・・
温泉で熱くなってのぼせても、また一つ新しい状態の自分を知れたと思い・・・・・・
足の小指をぶつけても、これで足の修行が出来たと感じる!
・・・うん、道は険しいな
まあとにかく、不快の国の陣地をどんどん奪い快の国の陣地に変えてします作戦ですな。
そもそも、この繰り返しが虚しいという気持ち自体も、そのときのテンション次第で繰り返し最高だぜ、この繰り返しを感じるのが人生だぜ!みたいに思うこともありますし・・・
とりあえずこの先も、陣地奪い取り作戦を継続しつつ、好奇心で新しい刺激を発掘して虚しさを吹き飛ばすしかなさそうですなあ・・・
そんなことを思う今日この頃でした。