<雑記>立ち食いそばという我々が愛すべき物

雑記

私はかつて、学校に行くふりをして、駅の立ち食いそばだけ食べて帰るという、自分でも意味が分からない、ごみクソサボりムーブを繰り返していた。

結果、同級生から「ざる」とか「もり」とか、手打ち枕詞みたいなあだ名で呼ばれていたのだ。

そんなわけで、私は立ち食いそばが好きなのである。

もちろん、長野とか信州とか(同じやん)で食う、コシがマシマシの10割そばも美味しい。

しかし個人的には、あの一体どのくらい、そば粉が入っているのか謎なソフトな麺ちゃんがたまらなく愛おしかったりする。

立ち食いそばの良さの第一はそのスピードである。

あくまで外からじいっと眺めた限りの手順では

①そばを茹で器に

②つゆを入れる

③わかめねぎ←何かVTuberみたい

以上である。

マジで安さと速さが、完全に両立しており、この効率的タスク感がぶち上がらざるを得ないのだ。

そして小腹が空いたら、おにぎりやお稲荷さんもあるという親切さ。

そう立ち食いそばは、それ自体が高度な完成度を誇るシステムなのだ。

なんなら、私は金欠旅の時は、ほぼ立ち食いそばである。

そしてこれは駅の立ち食いそば限定だが、他のチェーン飲食店に比べ、圧倒的に優れていることがある。

それは一店舗毎に味が違うことである。

私は生まれてこの方、88か所巡礼の三乗くらいの駅を回ってきたが(すいません嘘です)、味が同じで会ったことは一度としてなかった。

そう奴はナチュラルボーンスタンプラリー属性持ちなのだ。

さて、私はそんな立ち食いそばで許せない事が一つある。

それは「そば」と銘打っているのに、「うどん」を頼む輩である。

これは完全に私見であり、異論と反論を全面的に受け入れ、控訴も上告もしないことをここに記しておく。

まず立ち食いそばのスープは、そば用に最適化されたそば専用アイテムであり、白くて太い〇どんパイセンOSには未対応なはずのだ。

なのにもかかわらず、肩をいからせ、厚顔無恥に堂々と、白くて太いアイツを頼む輩は、条例で麺食税を取るべきであろう。

もし、うどんが食べたいなら、「はなまるうどん」か「丸亀製麺」に行くべきなのだ。

もしくは、「はなまるうどん」か「丸亀製麺」にそばをおく事。そうすることでようやく、麺における法の下の平等が保たれるのである。

最後に一言だけ言っておく。

焼きそばよ、お前は一体何なんだ!←冷静に考えて、まじで分類が謎

何だかよくわからないモノを目指し、ブログやってます
本の書評や考察・日々感じたこと・ショートストーリーを書いてるので、良かったら見て下さい♪

かえる文学をフォローする
全記事雑記
シェアする
かえる文学をフォローする
タイトルとURLをコピーしました