私は、ふぐを食べたことがありません。
さらにいえば、キャビア、鯛めし、北京ダックなど、食べたものがないものが沢山あります。
まあ、これは私がザ・貧乏人であることも災いしていますが笑
例えお金があるとしても、本を買ったり、旅に行ったりする方に優先してお金を使うわけで、どうしてもふぐを食べる為に万券を出そうとはならないのです。
しかし一方で、人生において「ふぐ」や「鯛めし」を食べないでいいのか!という疑問もわきあがってきます。
あらゆる体験が個を豊かにしていくことを考えると、未知の体験をどんどん潰していくべきだ、そう思うのです。
しかし、色々考えてみて私が思うのは、果たして世界中には、全部で何種類くらいの料理があるのか?ということです。
我らがWikipediaさんで、今、料理をぱっと調べてみたところ。
料理とは「食材、調味料などを組み合わせて加工を行うこと、およびそれを行ったものの総称である」とのこと。
うーん、この概念だとまじでとんでもない種類がありそうだ。
そう考えると、まず世界の「料理」にとって、今必要なのはアマとプロの垣根をしっかり分けることでしょう。
国連本部かどこかに、「世界料理認定機関」を置き、そこで「味」「独自性」「歴史」などなど約10の項目から(大体10項目くらいのイメージ)、「公式料理」を決め、家庭料理やアレンジの亜流料理を切り離します。
さて、そうなるとここで出てくるのが「公式料理」を果たして自分がどのくらい食べたのかを記録する、御朱印帳らしからぬ「御食印帳」です。
あなたがカレーを食べるとして、まずお店の前まで来ます。
お店の看板を見ると、そこにはしっかり「御食印帳」対応店と書いてます。これで安心です。
美味しいカレーを食べ終え、お金を払う時、鞄から「御食印帳」を出し、カレーの欄にマスターの堂々たる「黄威魔(キーマ)」の文字が踊ります。
これであなたはカレーを公式に食べた人間になるのです。
うーん、そうなったらなかなか楽しいですな。
お見合いや合コンの場でも、お互いが「御食印帳」を見せ合い、「うわあ、この人、公式料理カレーと牛丼の項目しか埋まってない」とか「何かフォアグラのソテーとか気取ったものばかり埋まってて、私とは合わないわ」とかその人との相性を測るのにも使われるかもしれません。
そんなわけで、私はいつか暇になったら、自分専門のオリジナル「御食印帳」を作り、料理を食べたら筆跡を毎回変え、自分で埋めていくという、楽しくもあり、哀しくも虚しくもあるような高度な遊びをしようと思います←書いていて全くそれをやってる未来が見えない