最近ふと考えることがあります。
それは「アイドル」についてです。
考えているのは「アイドル」っていうのはそもそも何なのか、英語だと偶像という意味で・・・みたいな言葉の意味ではなく、男女の違いについてを考えています。
全てのグループについて言えるかはともかく、男のアイドルというのは割と固定メンバーで、その子たちが年を取りおじさんになっても人員はそのままな場合が多く、一方で女性アイドルは次々に新しい新メンバーが入り、年をとったら入れ替えみたいなパターンが多いです。
果たしてこの差はなんなんだろうか?
私は常々思うのが、日本は特に「若さ」「青春」「制服」への信仰が強いということです。
個人的にいえば、デビューしたときはあまり好きではなかったけど、年を重ねて素敵になったなあと思う男性のアイドルは沢山います。
だからこそ、女性アイドルにしても若くなくなったから卒業とか、そういう雰囲気は一掃して、年を重ねてからこそ真骨頂だと言う風になればいいなあと思うのです。
全てのアイドルがそうなれとは思いませんが、「おじさんアイドル」や「おばさんアイドル」が良い味出して笑っていたら、それは違う種類のパワーを与えてくれると思うのです。
また私は今、ゲームブーム中で色んなRPGをやっていますが、これも仕方ありませんがやっぱり主人公はヤングな男女が多いです。←いまどきヤングってお前
五、六人目のメンバーでおじさんが入ることはありますが、主役陣におじさんやおばんさんが居ることはまれな気がするのです。
これも全てをそうしろとは言わないけど、もし次のドラクエやFFが全て主人公がおじさんやおばさんで、彼らが今までの経験を活かしたり、過去のトラウマを克服して世界の謎に迫っていく、みたいな「おじさん・おばさんクエスト」だったら、僕は発売日に買いに行きます。
若さや青春の煌めきも最高ですが、もう少しそれ以外の価値や楽しみを与える作品が増えてきて欲しいと思います。
さて、そんな一方で、ポスターとかで萌えキャラ風の女の子が炎上するという案件が増えてきています。
私は、「老」にも「若」にもそれぞれの魅力があるから、色んなものがあったほうがいいとは思いますが、安易に排除したり弾圧するのは違うと思います。
萌えであったり可愛い女の子、また男の子を求めるのは人間の一つの力だと思うし、そこを簡単に排除してしまうのは、自由な表現の場がどんどん狭められていくような気がします。
だからこそ何か問題があった場合、それを禁止したり排除するのではなく、それを見たり聞いたりして傷ついた人の話を聞いて歩み寄り、改善していくというようなことがいいのかなあと思います。(人種差別のような圧倒的に不合理な差別の話は別です。)
すぐに何かを禁止したり、一つの年代ばかりを描くのではなく、色んな種類で色んな魅力がある作品が世の中にどんどん増えていけばいいなと思います。