<雑記>飲み会で舐められないための作法

雑記

飲み会で舐められたら終わりだ!

最近、常に思うのが居酒屋における正しい立ち振る舞いについてです。


そもそも論として、私は大人数での飲み会に対し、苦手意識があります。

どこが自分の場所で何が正しいポジション取りなのかが分からない!


しかしこの世は弱肉強食!

そんな困った子ウサギみたいな顔をしていたら、毛皮を全てはぎ取られ、裸一貫で月で永遠に餅つきをさせられることになることは道理です。

ですので今回は飲み会における舐められない立ち振る舞いについて考えてみました。

とにかく、初級編は居酒屋及び店員対策です。

飲み会の場、言わば魔物の巣窟の魔王城ともいえる居酒屋。

そして、そこで忠実に酒の魔力を提供する店員。

この二つを押さえとけば、ある程度のことはどうになりますし、どうにもならなかったらそのときはそのときで脳内の1DKのマンションに逃げ込みましょう。


それでは、初級編スタートです。

さて、まず居酒屋に入ります。

そして席に着いたら飲み物をまず頼むことになるでしょう。


ここでとりあえずビールで!

などど言おうものなら店員の思うつぼです。


なのでまず

とりあえず「馬乳酒」で!

と答えましょう。

まさか都心の駅前の居酒屋で、モンゴルの遊牧民が馬乳を発酵させて作ったお酒を開口一番頼むやつはそうそういないはずです。

十中八九無いと言われるはずなので、そうしたら各々好きなお酒を頼みましょう。

もしあると言われたら、当然だという顔を自然に作り、爽やかな笑顔で注文しましょう(好きなお酒は二杯目以降に頼むこと)


さて普通ならおしぼりで手を拭きたいことでしょうが、おしぼりに手をつけてはいけません。

あなたは自分のバックから、前日入れておいた「手ぬぐい」を出してください。

手ぬぐいは近所の銭湯の、○○の湯とか書いてあるのがベストです。

間違ってもブランド物とかはNGです。

そして手を拭いて、もし心に余裕があるようなら、その手ぬぐいで居酒屋のおしぼりをアスパラのベーコン巻のように巻きましょう。

ここで居酒屋のアイデンティティーを銭湯のアイデンティティーに少し寄せることが出来て、少なからず相手にダメージを与えることに成功しました。


さて、この段階で来るのが「お通し」です。

一番やってはいけないのがお通しカットです。

そんな古典主義の遺物のような手法では、居酒屋の土台はびくともしません。

お通しが来たら、あなたは前日から準備していたタッパーを取り出します。

そこで店員さんに「お通し」をふるまってください。


まさか、自分がこんなところでもてなされるとは思っていない店員は、驚天動地のような表情を浮かべることでしょう。

「お通し」の内容は、あなたの実家がある地域の郷土料理がベストです。

おもてなしにふるさとの人情が加わったとき、人はその人に胸をあずけるのです。


さて、ここまで来た段階で、だんだんとお店の雰囲気が変わってきます。


あいつは何物なんだ・・・

もしかして相当出来るやつなのでは・・・

もしかしてとんでもないやつを呼び寄せてしまったのでは・・・



そんなピリつく空気にあなたは遠慮してはいけません。

まだまだやるべきことは山のようにあります。


さて、飲み物も届き、お通しのイベントも終わり、次は料理の注文です。

ここで注文するときに、一品一品頼むときに全て

「野菜マシマシで」

と一言添えて下さい。

肉料理でも、スープ料理でも、全ての品の時に言いましょう。

もしあなたが頭の回転が速い人ならメニューによって

「脂マシマシ」

「カラメ」

「野菜マシマシ、脂マシマシ、カラメ」

など使い分けたりコンボを出しても可です。



さて、無事に注文して、料理が徐々に運ばれてきます。

その料理を熱いうちに食べたいと思うのが人間の心情ですが、ここでは我慢。

食べる前に、手を合わせ、そのまま天にかざし、祝詞を唱えましょう。

あなたしか唱えられない、あなたが昨日作成したオリジナルの祝詞を高らかに披露しましょう。

注意すべきが、その時の顔の仕草についてです。

眼をつぶるか、カッと見開くか、二つのうちのどちらかにしてください。

中途半端が一番NGです。


もし記憶力に自信が無い人がいたら、夕べ作った祝詞をメモしたものを飲み会の最中に、テーブルの下でちょくちょくみてもOKです。


さて、料理を食べる時は、正しく大地の恵みに感謝して美味しく頂いてください。

食べ残しはせずに、気持ちよく頂きましょう。





さて、食事が終わり一段落したところで、店員さんにお手洗いの場所を聞いてください。

そして場所を示されたら、すかさず苦悶の表情を浮かべ

「鬼門だ・・・・・」

とぼそりとつぶやきましょう。

店員さんの顔にすっと影が差します。

そのタイミングで


「大丈夫、僕がなんとかしてみます」

と繊細な少年のような笑顔で言ってください。


この段階で、あなたの評価は舐められるどころか、頼りになるミステリアスな男性へとクラスアップします。


あとはトイレに行き、何もしないのも気が引けるでしょうから、便器の中に塩を一つまみ入れましょう。

この方法なら、トイレの水が少し塩味になるだけで、流せば何も痕跡が残らないので、非常にお手軽に自分がお清めをした気分になれます。


そして席に帰る前に、包帯を指に巻いておくのがベストです。

指に巻くのは、せめて二本までにしましょう。

あまり大々的にやると、ミステリアスではなく中二病というレッテルを貼られてしまうので、過度な演出はNGです。


さて飲み物もたらふく飲んで、料理も食べて満足したら、最後はお支払いです。


ここであなたはクレジットで!

と颯爽と言い、そしてここでクレジットではなく

ブルーアイズホワイトドラゴンのカードを出しましょう。

言わずと知れた遊戯王の最強級のカードです。


目の前にある龍の脅威で、固まっている店員に対し


「ごめんごめん、資本力と戦闘力の概念がこんがらかってしまったようだ」

と言い、ここで初めてヨドバシカメラのクレジットカードを出しましょう。




以上が、飲み会で舐められない行動・初級編です。


何を隠そう、この記事は昨日寝つけずに深夜のテンションで書いたメモを元に書いたのです。

まあ、そしたらこんな記事になっちゃうよねー(思考回路はショート寸前)

さてショートした思考回路を、元に戻すため、今から読書でもしようと思います。

何だかよくわからないモノを目指し、ブログやってます
本の書評や考察・日々感じたこと・ショートストーリーを書いてるので、良かったら見て下さい♪

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