<雑記>「ロマン」にわくわく

雑記

先日、ソローキンの「青い脂」を読破し、現代の文学の最前線に脳内を揺さぶられた私。

こうなってくると、もはや本屋を見かける度に、速攻で海外文学の棚に直行するようになります。

そして巨大な書店のロシア文学の棚で、見つけてしまったソローキンの「ロマン」

写真でもお分かりだろうが、厚めの辞書よりも厚く、上背もNBA選手の如く(それは言い過ぎ)

そのお値段は約6000円!!

この価格はしがないプロレタリアートたる私にとって、厳しいお値段。

しかし私はもはや何の迷いもなく購入しました。

なぜならばお値段以上のわくわくや、未知の体験が待っているのを確信しているからです。

とはいえやはり高額の買い物をするのにはドキドキ感があります。

まあ、このドキドキもまたある種のイベントなのだと思うと、二倍楽しいわけです(何の二倍なのかは不明)

さて無事に購入し、どこかのカフェで読もうとうろうろしている時に気付きました。

ゲームソフトは普通に6000円くらいするものを買うのに、何で本だとドキドキするのだろうと。

その時考えたのは、もしかしたら時間・サイクルの感覚なのかなと思いました。

大体、最近のRPGはクリアするのに50時間、ペルソナ5の様な大作の場合、ざらに100時間はかかります。

しかし本はいかに厚かろうが、本気で読めば6時間あれば、一冊の本は読めちゃいます。

そして私は常に読む本が無いと呼吸が出来なくなるタイプの人なので(毎日読むかは別として、読むものがあることが大事)

読破すれば次のをすぐに買うことになるわけです。

ゆえに一冊に高額なお金をかけるのに、ドキドキするのだなと感じました。

ふと思い出したのが、かつて京都から中国地方を回り、九州を自転車で一周した時のことです。

旅するがてら沢山読書をしようと言うのが裏テーマの旅だったわけですが、その時はブックオフさんが非常に頼りになりました。

旅というのは荷物は少なければ少ないほどいいわけで、その中で本の重量はかなりの負担になります。

ゆえにブックオフで買った本を読破し、次の地方のブックオフで売る、そしてそこでそのお金を元に本を買うというサイクルを繰り返していました。

そんなわけで旅では体力と同時に、古典文学の知識が少し増えたわけですが、旅から帰ってくると、あることに気付くわけです。

「あれ、もう自分が読みたい本はブックオフに無いやつがほとんどだな」

そうなのです。特に海外文学はジュンク堂など大型の書店でしか無いものも多く、なかなか手に入れるのが大変だったりするのです。

もちろんネットで買えばいいのですが、私は本屋で買うのが好きなのです。

そんなわけで最近の私は、大都市の大型書店で海外文学の棚を物色するのにはまってます。

もし読んでみて面白いものがあれば、本ブログでどんどん紹介していこうと思います。

何だかよくわからないモノを目指し、ブログやってます
本の書評や考察・日々感じたこと・ショートストーリーを書いてるので、良かったら見て下さい♪

かえる文学をフォローする
全記事雑記
シェアする
かえる文学をフォローする
タイトルとURLをコピーしました