考察 <考察>蛇を踏む 生ぬるい、昏いモノを抱えて 「蛇を踏む」は川上弘美さんの中編小説です。元理科教師のヒワ子と蛇との奇妙な共同生活が描き出す、独特で不思議な物語です。この小説は、読む人によって解釈は全然変わる本だと思います。そんな本作をあくまで自分なりに考察していきたいと思います。 2021.10.08 全記事考察
考察 <考察>レプリカたちの夜 人間?動物?機械? レプリカたちの夜は、一條次郎さんの長編小説です。動物のレプリカを作る工場に勤める主人公の往本が、動き回るシロクマを目撃し、その調査を通じて不条理な物語が展開されていきます。多種多様な解釈が出来る作品ですが、今回も自分流な解釈で考察していきます。 2021.10.04 全記事考察
考察 <古典探訪>武者小路実篤「友情」 恋愛でやってはダメなこととは? 「友情」は白樺派の代表的な文豪、武者小路実篤さんの作品です。恋愛と友情とで揺れ動く3人の男女を中心に描いた物語で、恋愛面における自意識の問題や、男女の考え方の違いなどが丁寧に描かれています。そんな本作を主観的に考察していきます。 2021.10.01 全記事考察
考察 <考察>河童 神経と思索の世界 河童は芥川龍之介さんの短編小説です。ある精神病院の患者、第二十三号が主人公である僕に話した、奇妙な河童の世界を書きとめた筆記をベースに進む物語です。厭世的な神経世界を描いた、象徴的かつ哲学的な本作を、自分なりに考察していきます。 2021.09.25 全記事考察
考察 <考察>スタープレイヤー 孤独と欲望との向き合い方とは スタープレイヤーは、恒川光太郎さんの長編小説で、無職の34歳の女の子が異世界に行き、10の願いが叶うボードを使って冒険を繰り広げるという、かなり破天荒なファンタジー小説です。非常に読みやすくてワクワクする本作を、主観的に考察します! 2021.09.17 全記事考察
考察 <考察>「異邦人」 虚飾を排除した男の人生とは 「異邦人」は、アルジェリア生まれの作家アルベール・カミュの代表作です。通常の常識の観点では測れない、ムルソーという青年の人生を描いたこの作品は、社会の残酷さ、仮面という虚飾など様々なことを浮かび上がらせます。そんな本作を主観的に考察します。 2021.09.14 全記事考察
考察 <考察>「女坑主」 青年は一体、何を見たのか? 「女坑主」は、怪奇さや幻想性の色濃い作風で名高い、夢野久作さんの短編小説です。女坑主である新張眉香子のもとに訪れた、みずぼらしい茶色い背広の青年とのやりとりや風景の描写を通して描かれる虚無の世界。そんな本作を主観的に考察してみました! 2021.09.13 全記事考察
考察 <考察>「ファイナルファンタジーⅤ」 光を指し示す魂の物語 FF5はクリスタルで構成される世界での冒険を描いた、初期シリーズの総決算となったタイトルです。FF5はよくゲームシステムの完成度が高いという点で取り上げられるのですが、今回はストーリーについてを主観的に考察していきたいと思います!! 2021.09.12 全記事考察
考察 <考察>映画「紙の月」 歪んだ世界を飛び越える女の物語 一見すると、生活に満たされない主婦が、不倫や銀行の横領に手を染めるというオーソドックスな犯罪を描いた作品に見える、映画「紙の月」。しかしこの作品は一つ向こう側の場所に到達していると感じます。そんな本作を主観的に考察していきます!! 2021.09.11 全記事考察
考察 <考察>「海辺のカフカ」 呪いを断ち切る少年の物語 海辺のカフカは、村上春樹さんの長編小説です。田村カフカくんが家出の末に、四国の図書館で様々な人々と出会う話と、ナカタさんという不思議なおじいちゃんと星野という青年が辿る奇妙な運命!現実と象徴が織り交ぜられた世界観を主観的に考察していきます!! 2021.09.08 全記事考察