私は洋服に興味がありません。
着て生活出来ればいいので、そうなってくると重視するのはデザインではなく、機能性で、いかに心地よく生活が出来るかになります。
そして服をやむをえず買わなくてはいけない時も、とりあえず青か黒で無難なものを買えばいいかという観点で店を回り、それはまるで義務で巡回しているかのような有様。
給料が出たとて、「これであの服が買えるわ」とはならず、ほとんどが本、またはゲームに消えていきます。
しかしです。
もし人生が3回くらいあるなら、一回は服が大好きで、お金が出来たら服を買うような人間になってみたいという願望もあります。
きっと、本を読みまくっている人にしか見えない景色があるように、服に情熱を捧げる人にしか見えない景色があると思うのです。
とはいえ、私の人生はおそらく一回きりで、強くてニューゲームなどありそうもありません。
そんなわけで今の状態で、どうにか洋服に興味が持てる方法があるか考えて見ようと思い、洋服について色々考えてみました。
そもそも洋服の「洋」の字は、海外のことで、和服の「和」は日本。
それをさらに細分化していくと、イギリスなら「英服」、イタリアなら「伊服」、アメリカなら「米服」です←米服って何か縄文
もし47都道府県で考えるなら、北海道は「道服」、神奈川なら「神奈服」、鹿児島なら「鹿児服」になります←何か音的に赤福が食べたくなってきた
そしてそれらの服に地域の特色のデザインを足すとすると、道服は、クマとカニとイクラが水玉のように散りばめられ、鹿児服は西郷さんと大久保さんが水玉のように、浜松服は、おそらく服の背後に羽がついているでしょうし、静岡服はなんとなくさわやかでしょう。
しかし洋服が、このようにデザインで細分化していき、コレクターアイテム化ししていくと困るのがしまう場所です。
Tシャツでも何でも場所を取るし、かさばります。その意味で御朱印帳みたいなノリで洋服を集める痛い目を見ることになるでしょう。
するとベストなのは、科学がもう一段階進化して、ネットワークからダウンロードしたデザインデータを、白い無地の服に光線のように浴びせると、そのデザインが浮き上がる機械が出てくることです。
これは無地の光線を浴びせれば、すぐに無地に戻るので、違うデザインを無限に楽しむことが出来ます。
この機械、「ホームプリントデラックス」通称ホムプリが出れば、洋服代も浮きますし、貧しい人もお洒落を楽しむことが出来ます。
しかし、ここで改めて一つの問題が突きつけられます。
ホムプリが出来たとして、私は黒とか青の服しか着ないのでは・・・
・・・
・・・
何か悲しくなってきたので、今日はここまでにします。