<雑記>イメージのもろもろ

雑記

たまにデパートや、駅前でやっている物産展などで見る「いかめし」

私はこの「いかめし」なるものを見る度に、買って口に放り込まなくては!という強迫観念みたいなものに駆られます。

そもそも私と「いかめし」が初めて出会ったのは、クレヨンしんちゃんのアニメでした。

その時の本編の内容は全く記憶に無いのですが、とにかく野原家がいかめしを食べに行くのをゴールにドタバタを繰り広げる内容だったと思います。(確かいかめしを食べに行くところは映らなかったと思う)

今でこそ、「いかめし」とは「いかの中に米を入れて炊き上げた料理で、はらわたを取り除いたいかの胴体に、米を詰め込んで醤油ベースの出し汁で炊き上げたもの」と逆立ちしながらでも3、4回暗唱出来ますが、その時私は初めて「いかめし」というワードと出会ったわけです。



「おにぎりの中にいかが入っているのか?でもそれでは、いか入りお握りだ」


「一口のシャリの上に、いかの刺身を載せたものがイメージとしては近いが、それではただの寿司ネタだし・・」



みたいなことで頭がいっぱいになった私は、その日から「いかめし」が頭から離れなくなりました。


しかしそんな状態も割と早く解消されます。

やたら「いかめし」と連呼するのを見かねた母が「いかめし」を買ってきてくれたのです。(良い母親やね)



そしてついに待ちに待ったその時が訪れました・・・

緊張のご対面です。



ドキドキしながら、おそるおそる木の箱を開ける私・・・・・





その箱の中には「いかめし」が二つ入っていました。


そしてそんな彼らを見て、私が最初に思ったのは





思ったよりいかだな


ということでした。



イメージ的にはもう少しいかをいじくり回して、作者のエゴや自意識でこんがらかったアーティスティックなものが出てくると思っていたのに、出てきたのはドストレートのガテン系、アートよりは職人気質なフォルムの二体です。

しっかりフォルムを眺め、自分のズレの感覚を直し、イメージを更新した後に、ようやく口に入れます。




・・・なるほど




味は可でもなく不可でもなく、美味しいと飛び上がるほどでもなければ、これは微妙ですねえと渋柿みたいな顔になるほどでもない・・



まぎれもないしょうゆと出汁の味だ・・・



しかし・・・・・




これは・・・・・





完全にいかめしだ!!




そうこのガテン系のフォルムと、しょうゆと出汁の普通の味と「いかめし」というワードが、私の脳内配列の中で完全に一つに繋がったのです。

美味しいとか美味しくないとかではなく「いかめし」という存在が、完全に自分の中に違和感なく認識された瞬間でした。

これ以降、私はとりあえず「いかめし」を見たら買うことにしています。

そして食べる時、美味しいか美味しくないかではなく、「いかめし」を食べている感覚を全力で味わうのです。

感覚で言うと、自分の中のイメージと、実際の「いかめし」を答え合わせしている感じなのです。

究極な話、私は「いかめし」というイメージを食べていると言っても過言ではないです。



いかめしの他にも、イメージで私の欲望を攻撃してくる食べものが沢山あります。

まずは「あんみつ」です。

文字を見ているだけで舌がとろけだしそうな甘さであり、そして実際の「あんみつ」もめちゃくちゃ美味しい。

こうなってくると、芸能人の壇蜜さんの魅力の根本は「あんみつ」と言葉の響きが近いからという理由で間違いないでしょう。




そしてお祭りで大活躍する「わたあめ」

正直、このお菓子を考えた人には勲章を1ダースあげていいくらいだと思います。



白いふわふわしたファンシーで、食べるとしゅわしゅわする甘いお菓子・・・



そして名前が「わたあめ」・・・・




もう100点満点です!!





もし「わたあめ」が無かったら、お祭りの楽しさは半減すること間違いなしです。

実際買うか買わないかはともかく(べとべとするから私は買わない)そこに「わたあめ」という存在があることがお祭りのテンションを維持していると思います。


お祭りには、りんご飴やたこ焼きなどのスター選手が他にもいますが、「わたあめ」ほどイメージ性、抽象性を具現化した存在はありません。


そして「お好み焼き」に全く、お好みという要素を感じなかったり、「皿うどん」に至っては今でも皿の要素が無いことに憤りを感じている私にとっては、イメージ的満足を与えてくれる「わたあめ」は存在だけでありがたいのです。


そして悲しいことに「わたあめ」の他にあんなにもふわふわしてイメージ的満足を私に与えてくれる存在は、いまのところ無いのです。




さて話は変わり、現在の日本の政治はかなりひどい状況です。


そしてこんな状況でもし



「私はこのたび、しゅわしゅわふわふわ党から立候補した。サクサクちゅるちゅるです。私が当選した暁には、ぴゅあぴゅあで、しっとりした、ふんわりを実施し、もふもふに適した、てくてくぴょこぴょこを目指します」


みたいなことを言うやつが出てきたら、私は間違いなく1票を投じてしまうでしょう。



そんなことを考えてニヤニヤしながら、私は今日も、イメージのイメージによるイメージのための日常を過ごしています(最近、毎回こんな終わり方)

何だかよくわからないモノを目指し、ブログやってます
本の書評や考察・日々感じたこと・ショートストーリーを書いてるので、良かったら見て下さい♪

かえる文学をフォローする
全記事雑記
シェアする
かえる文学をフォローする
タイトルとURLをコピーしました