新年になり二か月が過ぎ、私は実感している。
やはり色々な事を同時に進めるのがあまりにも向いていない。
ゆえに先週は実験として、長編小説の執筆にのみ集中したら、それなりに進んだ。
そんなわけで、今年の目標を早くも下方修正し、とりあえず小説中心でサイトの方は今まで通り、定期のような不定期のような気まぐれ更新でいこうと思っている今日この頃。
しかしそれでも私はゲームをやっているし本も読んでいる。
なぜならエンタメこそ私の生きる為のエネルギー源だからだい!←時間配分とバランスが大事では?
そんなわけでここからは最近、私が読んだ本やゲームをざっくばらんに紹介していくよ♪←いきなりご機嫌なの恐怖
まずは「ライザのアトリエ」↓写真

これはゲームが好きな人なら知っているだろうRPGの有名シリーズ、アトリエシリーズの代表作である。
本作は、ほとんどの人がライザのキャラクタービジュアルこそが魅力の作品だと思っているだろうが、否!断じて否である。
アトリエシリーズというのは、基本どの作品も錬金術師である主人公が素材を集め、道具を調合し、錬金術師として成長しつつ物語が進んでいくわけだが、この素材集めと調合がとにかく楽しい!
私は基本的にゲームにおいてはストーリーを最重視するタイプなのだが、そんな私が調合しているだけであっという間に二時間過ぎて、衝撃を受ける位なのだから、その面白さは本物である。
そもそもアトリエシリーズは基本的に、ナンバリングを毎年発売する。
そして最初のマリーのアトリエが97年発売なので、ナンバリングタイトルの量はえぐいことになっており、もはやアトリエを遊ぶだけで数年はエンタメに困らないまであるレベルだ。
そして毎年発売は伊達ではなく、その根本である調合システムは、毎年のブラッシュアップの影響なのか本当に洗練されていて面白い。
それでいて面白いのは調合などのシステム周りだけでない、なんとストーリーも王道ファンタジーながら、かなり良いのだ!
最初は島の村で退屈する少女が、外の世界へささやかな冒険に飛び出すという感じで、ゆるやかに始まるのだが、中盤以降は一気に話のスケールがアップしていき、これぞファンタジーの醍醐味ぞという展開が待っている。
そもそも私がライザを始めた理由は、5年位前から「どこかでアトリエシリーズやりたいなあ」と思っていたからで、その中で一番有名なライザを選んだのが理由なのだが、無事にアトリエシリーズにはまり、既に今、ライザのアトリエ2をやっている。
まんまとアトリエの手の上で、その術中に絡めとられているわけだ。
次に紹介するのは先日読了した恩田陸さんの「愚かな薔薇」だ。↓写真

私はそれなりに恩田さんの本を読んでおり、毎回その題材の幅の広さに驚愕している一人である。
本作も本屋であまりに背表紙のあらすじが面白そうすぎで、その場で即買いしてしまった作品である。
あらしじとしては主人公の14歳の少女、高田奈智が4年ぶりに訪れた磐座の地で事情を知らぬまま、二か月間のキャンプに参加する所から始まる。
そこで奈智はキャンプの目的が、地球の外である外海に旅立つ「虚ろ舟乗り」を育てることであることを知り、キャンプ中に徐々に体が変質していくことを知る。
体が変質していくと、歳を取らない体になったり、食べ物もいらなくなったりというメリットもあるものの、他人の血を飲まないと死んでしまうという体質になってしまうことを知り驚愕する奈智。
というような感じで、要はSFプラス吸血鬼ものという、新しい試みで作られている作品だ。
本作の特徴はSFというよりは、どちらかというと青春物であり、ストーリーがガンガン進んでいくというよりは思索的な作品である。
恩田さんの作品はネクロポリスといい、本当に独特かつ挑戦的でワクワクする作品が多く、本作も普通では味わえない感覚を味わえるので、気になったのであれば是非読んで欲しい。
さて現在私は他にもスティーヴン・キングを読んだり、都市伝説解体センターをプレイしているわけだが、文量が多くなってきたので、その紹介は気が向いたらどこかでやります。