最近、ラーメン店の閉店が増えているというニュースを聞きました。
そのニュースを聞いてから、色々ラーメンについて考えているのですが、個人的に近年のラーメン店の平均点のレベルアップはものすごいものがあると感じます。
私が住んでいるのは神奈川県の割と僻地な方なんですが、なんと最近、二郎系のラーメン店が出来ました。
それどころか少し前には、濃いにぼしスープが食べれるラーメン店も出来、そしてとても美味い。
つまり私は駅で電車を乗らずして、こってり系ラーメン三昧の暮らしが出来る環境を手に入れたことになります。
話は少し変わりますが、私は町田駅近辺が結構好きだったりします。
その町田に、この前言ったところ、新しく九州釜炊きとんこつのラーメン店が出来ていました。
とりまお店に入った私ですが、内心はあまり期待していません。
なぜなら、私はかつて自転車で九州を一周した時に←大変だったけど楽しかった
浴びるほど各地の豚骨ラーメンの名店を食べ歩いたので、そんじゃそこらの豚骨ではウンともスンとも言わない、不動の豚骨マイスター的な人格を宿しているからです。
さてラーメンが着丼し、スープを一口。
「おやっ・・・」
もう一口
「むむっ・・・」
・・・・・・
めちゃくちゃ美味いやんけ!
そうなのです。なんとめちゃくちゃ美味しかったのです。
豚骨の臭さもしっかりあり、かつ甘味と旨味もあるクセのないスープ。もはやこれは通ってもいいレベル。
さらにこれのタチが悪いのが、このレベルのラーメンが駅からすぐの所で食べれてしまうところ。
このレベルのラーメンは、何かバスとかじゃなきゃいけない郊外とかで、行列で並んでやっとお目にかかる位のヤツなはずなのです。
しかし今やその常識は崩されてしまいました。
そうもはやラーメンの平均レベルが底抜けに上がってきているのです。
美味しい家系、にぼし、二郎系など、既存のジャンルラーメンは、もはやある程度の駅で探せば、簡単に食べれる時代になるかもしれません。
その意味で今既存のラーメン店の閉店が増えているのは、原材料の値上げでやむなく畳む店も多いと思いますが(これは深刻な問題だよね)
一方で昔ながらの感覚で、アップデートされずに続けており、結果新店にシェアを奪われて倒産する店も多いのではないかと思うのです。
まさにラーメン戦国時代。
そしてここからは私の希望的観測ですが、今後はどんどん既存のジャンルじゃない、奇抜で攻めており、かつ美味しいラーメン屋が沢山出てくるんじゃないかと思うのです。
平均点が大きく上がり、もはやその点数では測れないラーメンが出てくる・・・
そんな予感をひしひしと感じつつ、本記事を終えます。
(ついでに私はラーメンどころか味覚に関しても人並み以下です。あしからず)