待望のファイナルファンタジーの最新作が発売され、かなり時間が経ち、ほとんどの有名配信者さんがクリアされ、評価も出揃ってきました。
私はRPGには心を動かしてくれる「物語」を求めているので、あんまりハイエンドなゲームに興味はないんですが、FF16に関してはかなり気になっていました。
理由としてはFF16のプロデューサーの吉田直樹さんが「ストーリーに全振りした」と発言しており、「これはとうとうFFが本気を出してきたかもしれない!」そう思いドキドキしていたのです。
昨今発売のゲームの評判が芳しくないスクエニですが、企業理念の〈最高の「物語」を提供することで、世界中の人々の幸福に貢献する〉という言葉には正直、大賛同ですし、素晴らしい目標だと思います。
思えばFF5は広大な世界が重なり合い、ワクワクしかつ哲学的な物語を提供していましたし、ゼノギアスに関しては、哲学・心理学・社会問題などあらゆることを詰め込み、かつ超越的なストーリーを展開した唯一無二のRPGでした。
とはいえ確かに大人になってから感動したのは「ペルソナ4」「ペルソナ5」「十三機兵防衛圏」など、ほぼ全てがアトラス作品であり、スクエニは大きく水をあけられています←個人的感想過ぎてひどい
ただ個人的にはそれでも「ライブアライブ」「クロノ・トリガー」などなど、青春時代お世話になった身として、スクエニの復活を期待したいので、今回のストーリー全振り発言には、テンションが上がっていたわけです。
しかししかしです。私はしがないプロレタリアート。
FF16の為だけに、そう簡単に6万もするプレステ5にお金は出せないのです←そう思うと今の子供と、その親は大変です
ゆえに私はスラダンの仙道のごとく「まだ慌てる様な時間じゃない」と、チラチラ、配信者さんのプレイを見たり、感想動画を覗いて色んな判断材料を集める作戦に出ました←全然落ち着いてない
そんな私の中での買い判定は
「尖っていて賛否両論」「壮大かつ予想外の展開のオンパレード」「今までのFFでありながら違う概念も入れてきた」
の様なワード群であり、必ずしも絶賛レビューじゃなくても上記の様な感じなら買おうと思ってました。(十三機兵防衛圏の口コミが大体こんな感じでした)
しかしおおよそのクリア後レビューを見ると
「前半は良いけど、後半失速する」「社会問題を広げたと思いきや後半はいつもの〈世界と自分系〉に戻る」「テンポが良い分、キャラへの感情移入がしづらい」
などなどであり、総合すると「今までのFFの範囲を出ない」という結論になりました。
自分でプレイしてないので本当の所は分からないのですが、正直「ストーリーが神すぎるから絶対にプレイすべき」という感想を期待していた自分もどこかにいたので、やっぱり少し残念でした。
しかしそう考えると、今の時代は昔と違い、出たらすぐに買うというわけではなく、私のように情報を収集して買うかどうかを慎重に判断する人が多いわけで(消費者としては健全)、ゲーム会社の人は大変だと思います。
そんなわけで、心を動かす物語を楽しむという意味では、量的な意味でまだ本の方にイニシアチブがあるのかなあと思いました。
そんなわけで嬉しいのか悲しいのか、私はとりあえず6万円を使わないで済んだわけなのですが、今の私の悩みは、アトラスの新作ファンタジーRPG「メタファー:リファンタジオ」の対応ハードについてです。
「メタファー:リファンタジオ」に関しては様子見せずに発売日に買いますが(ペルソナ4、5は偉大)、是非共、Nintendo Switchかその後継機で出して欲しい!
そう願っている今日この頃でした。
値上げとかで厳しい世の中ですが、陽気に工夫しつつ頑張りましょー♪