先日、ようやく「serial experiments lain」の考察を終えた。
↓考察
正直かなり大変だった。
しかしこれは別段lainが難儀だったということではない。
もちろん内容が深く素晴らしい作品であることは間違いないけども、それで言えば他の考察作品だって様々な深掘りする要素があるし、素晴らしいメッセージ性を含んでいるものも多い。
つまり大変だったのは、私自身の体調とやる気と怠惰さが混ぜ合わさった負のトリプルミックスのことである。
体調に関しては、完全にこの冬の熱くなったり、寒くなったりのどっちつかずムーブにやられてしまった。正直な話、鼻からずるずる水が流れている状態で、思考がまとまるはずはなく、欲望も食欲も思考も全て垂れ流し状態と堕した。
しかしそれはあくまで一部分に過ぎない。問題なのは私が怠惰であり、基本的に継続という概念や行為が苦手だからだ。
そもそも私は今、ゲームは家では「メタファー:リファンタジオ」、外では「龍が如く極」をやっており、12月下旬には「ストレイ チルドレン」を買う予定である。←ゲームには金を惜しまないタイプだ
そして本では、エラリイ・クイーンのライツヴィルシリーズを始めとする後期作品を読み漁り、そのままアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」「オリエント急行の殺人」「アクロイド殺し」を一気に読みし(まじで最高の時間だった)、今はアンソニー・ホロヴィッツの「カササギ殺人事件」を読んでいる。
まさにエンタメの酒池肉林である。
ゆえに結果として、今年の秋くらいには終わるかなあと思っていたlainの考察は12月にアップとなった。
さらにエンタメだけならまだしも、私は旅行も大好きである。
ゆえに私はやるべきことが山ほどあるというのに大阪行きを決行してしまった。
そう私の生活コマンドに我慢という選択肢は無い。ただひたすら欲望コマンド一択なのだ←まじで欠陥RPG人生
それにしても我ながら、自分は本当に大阪が好きだなあと思う。
他にも色々行ってない場所はあるはずなのに、気付くと大阪行きの夜行バスを買っているのだ。正直少しばかり病的である。
なぜ大阪が好きなのか、自分なりに分析するならば、やはり第一はその雑多さ、にぎやかさにあるように思う。
私は基本的に人混みは苦手だし、東京の都市部に関しては少し滞在しただけで疲れてしまうのだが、不思議と難波の人混みに関しては、全く嫌にならない。
何と言えばいいのか分からないけど、大阪のにぎやかさは東京のそれとはまるで別物な気がするのだ。
ゆえに私は大阪で好きなものを食べ、面白い本をカフェで読み、疲れてきたり寂しくなったりしてきたら、難波の人混みでそれを吹き飛ばすというサイクルを繰り返し、人生のエネルギーを充填している。
そんなわけで私の大阪旅行は基本的に同じルーティーンを繰り返すわけだが、不思議な事にちょうどいい塩梅で何かしらの出来事もまた起こる。
今回で言うと、駅のエスカレーターの最後の部分で目の前のおばあちゃんが切符を落とし、おばあちゃんが切符を拾えないので、エスカレーターでひたすらムーンウォークみたいな動きを繰り返した事が心に残っている。(そのおばあちゃんは私の足腰を褒め、飴玉をくれた)
そして何より今の私に影響を与えているのが、梅田駅の純喫茶で食べたチョコレートパフェだ。
私はさんざ本を読みつつコーヒーばかり飲んでいたので、いささかカフェインに辟易し、あろうことか普段頼まないパフェを頼んだ←マジで頼んだ後、自分の意志と選択に驚いた
そこでまず出てきたのがパフェ受けである。
私は驚いた。まさかパフェを食べる時に後方部隊がしっかりと支えてくれるとは夢にも思わなかったのだ。
その後に出てきた本丸であるチョコレートパフェについてここで詳細に述べよう。
その白と黒の巨塔は巨大な長い器に支えられている。
器の基礎部分、城でいう石垣の部分は、中にチョコレートクリームとコーヒーゼリーとみかんが詰め込まれ、その上にはバニラアイスとチョコアイスと生クリームの塔が堂々とそびえ、さらに切ったリンゴが生クリームにささり、メロンが器の横にぶっささっていた。
私は驚いた。
軽い気持ちでパフェを頼んだだけなのに、まさかこんな洗礼を受けるとは思わなかったのだ。
とりあえずその塔をぼんやり眺めた私は、不思議な事に穏やかな覚悟と、冷静な頭脳でしっかりとパフェへと向き合い始める。
最初に器のメロンを丁寧に取り、実の部分を食べ、パフェ受けに入れる。その後生クリームをつけリンゴを食べ、次はアイスへと取りかかる。
そう私はまるで丁寧に何かを解剖するかのように、もしくは名執刀医が患者の体を扱うかのように、パフェを平らげていったのだ。
そして私はそのチョコレートパフェを食べ終えた時に思った。
これからの人生はパフェに命をかけよう
そう私はパフェの魅力にドはまりしてしまったのである。
ゆえに今の私の悩みは、意外とパフェというのは扱っている店が少ないということだ。
カフェにケーキセットは百発百中であるものの、パフェがある割合は3割程度の勢いであり過半数の議席確保は望むべくもない←はっ?
だから私は今、必死にパフェのある純喫茶を調べ、足を運び、パフェに向き合い、そこで龍が如くをやり、海外ミステリーを読んでいる。
そして当然の如く、次のリンダキューブ アゲインの考察に関しては、全く何も手を付けていない←マジで終わっておる