私はかつてこのサイトでゼノブレイドを、最後までプレイ出来なかったゲームとして紹介したことがある。
理由は後述するけど、そもそもがオープンワールドのRPGに自分の体が全く対応していなかったのであり、要するに私には早かったのだ。
しかし私はその後、ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドによりオープンワールドの楽しさに目覚める。
そして１か月前くらいにオープンワールドRPGである「ライザのアトリエ３」を遊んでいて、ふと唐突に思ったのだ。
「もしや俺は、今こそゼノブレイドをやるべきなのでは？」
私の本能や欲望は「そうだ京都へ行こう」的なノリでいきなり直観を脳髄にぶつけてくる。
恐らくだが、ライザ３のほのぼの錬金術オープンワールドを楽しみつつも、「より深刻でストーリードリブンなオープンワールドRPGがあったらおもろいかもな」と無意識に考えており、それが啓示という形として発露したものだと思われる。
こうなった時の私の行動力はすごいのだが、それは別に褒められたものではない。
これは本能から出る欲求の波動を制御出来ない為であり、単純にあらゆる欲に弱い、快楽中毒意志薄弱人間なだけなのだ。
そんなわけで、私は即座に、かつて途中でやめてゲームショップに売ったゼノブレイドをダウンロード購入した。
結果、直観の啓示は正しかった。
ガチでめちゃくちゃ面白かったのである。
そんなわけで、私はゼノブレイドを途中で止めた自分を断罪し、かつここで謝罪したい。
「申し訳ありません。ゼノブレイドはめちゃくちゃ面白かったです(土下座)」
ここからはかつての愚かな自分がなぜゼノブレイドを途中で諦めてしまったのかと、どんな所が面白いのかを簡単に書いていこうと思います。
まず当時の私はプレステ２からスイッチで久々にゲームに復帰した、雑魚ゲーマーだったことが第一にあげられる。
記憶にあるのはテイルズシリーズのアビスや、ファイナルファンタジー７とかゼノギアスくらいであり、ファストトラベルもサブクエストもよく分かっていなかった。
私がイメージしていたのは、コツコツレベルを上げ、村や町で装備を整え、ダンジョンを攻略する的な、かなり守旧派タイプのイメージであり、JRPGに新風を送り込んだ本作に対して、あまりに無防備過ぎたのだ。
ゆえにオートアタックで自動攻撃し、ボタンでアーツを放ち、チェインアタックに繋げるという本作のバトルシステムなど分かるはずもなく、それを理解しようとしないまま、もういいかなとなってしまったのである。
しかし私はその後、ブレワイ、ペルソナ５，十三機兵防衛圏、パラノマサイト、都市伝説解体センターなど、様々なゲームを行い、世の中には多種多様なジャンルやシステムの楽しいゲームがあることを発見した。
そう私はようやくここで令和ゲームカスタムにアップデートされたのである。
さて、そのゼノブレイドの面白さだけれども、簡単に言うならオープンワールドの探索の楽しさに加え、ストーリーが重厚で面白いところにある。
ゼノギアスから続く、「我々はどこから来て、どこへ行くのか」という根本哲学、そして神殺しの物語は健在であり、崇高さが芯として控えている人間ドラマの豊かさは、モノリスソフトの作品でしか味わえないものなのではないかと感じる。
ゼルダのブレワイが遊びや謎解き主軸だとすると、ゼノブレイドはそのグラフの中の割合にストーリーがぐいっと入り込んでいる、そんな感覚ではないだろうか。
オープンワールドの探索も、歩き回っていれば何かしらのアイテムがあり、また景色も壮観で楽しい。その壮観さと壮大なストーリーは完璧にマッチしており、これもまた最高な点の一つだ。
そして独自のバトルシステムだが、これもやっていると実にクセになるのだ。
大事なのは敵の憎しみゲージであるヘイトの管理で、これを盾役の仲間に向けさせ、主人公は技を叩きこむという感じなのだが、これが何とも言えない不思議な中毒性がある。
そして何より素晴らしいのはシリーズが３まであること！
私は長ければ長いほど物語はテンションが上がるタイプなので、これは相当に嬉しい。
現在、私はゼノブレイド２のラスボス手前なのだが、１と２が同じナンバリングとは思えない程、雰囲気が違う点もめちゃくちゃ興味深く面白い←それでいてしっかりナンバリングの意味はある点もすげえ
このサイトでいつか各ナンバリング毎の考察をしたいと思っているけど、そもそもやるならゼノギアスからやりたいし、難しいところだ←そしてゼノギアスの考察は恐らく全ゲームの中で一番大変
そんなわけで、私は今、ゼノブレイド２を全力で楽しみ、これから３をプレイする予定である。
素晴らしい楽しみを与えてくれたモノリスソフトさんには本当に感謝しかない。
現在作っていると噂のアクションＲＰＧも出たら買います！
