かえる文学

書評

<書評>「2001年宇宙の旅」 未知の彼方の奔流へ放り込まれる唯一無二の読書体験

「2001年宇宙の旅」はSFの大家・アーサー・C・クラークさんの長編小説です。スタンリー・キューブリック監督の映画版に関して、私は常々、人生の映画ナンバーワンだと言ってきましたが、その小説版をとうとう読了しました。
雑記

<雑記>真・蛙化現象

昨晩、夢を見た。夢の中の私は、対面で筋肉がむきむきの120パーセント中の120パーセントの戸愚呂弟と対峙していた。そして私は彼の次の行動から、真の蛙化の一端を垣間見ることになる。
書評

<書評>「琥珀の夏」 理想と欺瞞、揺れ動く心

「琥珀の夏」は、2023年9月に発売された、辻村深月さんの長編小説です。かつて参加したことがある宗教団体「ミライの学校」の敷地内から、白骨死体が見つかったニュースを知った弁護士の法子の視点と、施設にいた少女、ミカの視点から、30年前の記憶、宗教や行政がそれぞれ抱える欺瞞、大人と子供それぞれの思いを描くことに挑戦した力作です。
雑記

<雑記>考察案件渋滞中

面白いものが多すぎて、考察案件が渋滞している。「serial experiments lain」「パラノマサイト FILE23 本所七不思議」「方舟」。基本的に不穏かつ妖艶なラインナップである。
考察

<考察>「華氏451度」 脊髄反射的な快楽が燃やすもの

「華氏451度」は、アメリカの作家であり、SF界の巨匠であるレイ・ブラッドベリさんが、1953年に書いた、本の所持や読書が禁じられたディストピア社会を描いたSF小説です。そんな本作を自分なりに考察しました。
雑記

<雑記>揚げ足クッキー

私は常々思っていて言えないことがある。それはクッキーやホットケーキを焼く前の、黄色と白の中間みたいな色のペースト状の生地についてだ。
雑記

<雑記>Switch2問答

いよいよ待望のSwitchの後継機が発売される。今年に入り、色々と狂っていた私のゲームプラン、そしてメタファーへの思い、などなど色々書きました。
書評

<書評>「異能機関」 背骨がしっかりしている王道は強い

アメリカの作家であり、「ホラーの帝王」の名をほしいままにするスティーヴン・キングさんが2019年に刊行した長編小説であり、日本では2023年の6月に発売された本作「異能機関」。しっかりとした王道を踏襲しつつ、思想的な背骨の強さが見える、素敵な作品です。
雑記

<雑記>おしぼり事変

もし寿司屋に行って予期せぬ事態に陥った時、あなたは適切に対処出来る自信があるだろうか。それは簡単かもしれないし、一筋縄でいかないかもしれない。
雑記

<雑記>ネカフェで寝れなくなってきたってばよ

最近ネカフェで寝れなくなってきた。これは円安・ホテル高騰時代においては、かなりの大ピンチである。