かえる文学

考察

<考察>「夏帆 The Tale of KAHO」 闇へと向き合い、物語へと転化する意志

「夏帆 The Tale of KAHO」は村上春樹さんが、2026年7月3日に発表した、女性を主人公にした初の長編小説です。絵本作家である主人公の夏帆が織りなす、ありくいの夫婦や、凶悪なジャガー、シロアリの女王など、幻想的かつ可愛らしさが同居する豊かなイメージ。それに加え、無意識の闇を見つめて、その層を深く下りていく高度な構造を持った本作は、まごうことなき傑作です。そんな本作を自分なりに考察してみました。
ゲーム考察

<ゲーム考察>「ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期」 それは一時切断の為の縫合物

「ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期」は2017年に発売された、アドベンチャーゲームの金字塔、ダンガンロンパシリーズのゲームタイトルにおける、ナンバリング三作目です。そんな本作を自分なりに考察してみました。
論。

<論>ジャイアン論

我々は長い間、ジャイアンという存在を正確に認識しないできた。今こそ失われた「t」を足がかかりに彼の本質を直視すべき時なのだ。
書評

<書評>「日の名残り」 糊塗する意識、浸潤する無意識、溶けていく品格

「日の名残り」は、1989年に刊行された、日本生まれのイギリスの作家・カズオ・イシグロさんの長編小説です。心理の揺れと郷愁を描いた傑作を、自分なりに書評しました。
雑記

<雑記>ささやかな暮らしへの小さな感謝

社会が溶け始めている。不透明な社会情勢。あらゆる物・サービスの値上げ。これでは惨憺たる気持ちになるのは当然だ。しかしそんな時こそ、自分を守るのが、日頃のささやかな、小さな暮らしへの感謝である。
考察

<考察>「モモ」 真に時間を生むのは「遊び」である

「モモ」はドイツの作家ミヒャエル・エンデさんが1973年に刊行した児童文学作品です。各国に翻訳され世界的にファンが多く、特に日本では根強い人気がある児童文学の大傑作! そんな本作を自分なりに考察しました。
雑記

<雑記>六月に対する忠告と諌言

4-5月なのに雨が降り続く。ゆえにこそ増長している六月に対し、我々は今、行動を起こす必要がある。
雑記

<雑記>ところてんならいいのに

私はところてんが好きだ。あのなんともいえない食感。そしてゼリー感がある、ぷるんぷるんの見た目、意外と頼りない歯ごたえを、私は長年の間愛してきた。「全部、ところてんならいいのに」これが最近の私の率直な気持ちである。
雑記

<雑記>映画が苦手な理由と、読書の簡単な分析・現像力

なぜ自分は映画が苦手なのか。そして本を読む事はどのような「力」を使うのか、そんなことをざっくり書いてます。
ゲーム考察

<ゲーム考察>「スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園」 氷河期世代が持つ絶望への処方箋

「スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園」は、スパイク・チュンソフトから2012年に発売されたアドベンチャーゲームで、一世を風靡し、現在も世界で売れ続けているダンガンロンパシリーズの2作目です。そんな本作を自分なりに考察しました。